スカッシュコートについて
縦9.8m、横6.4m、高さ約5.6m以上。4面を壁と床に囲まれたスペースです。白い壁には赤いラインが引かれていて、その有効範囲内にボールを当ててプレイします。テニスの1/4のスペースで、2~3倍の運動量を得られます。スカッシュのルールは簡単!
最初は、右か左のどちらかのサービスボックスとよばれる場所に、自分の片足か両足を入れて正面の壁の真ん中と上のラインの間の壁に直接ボールを打ちます。
もし右側から打った場合は、左側の相手コートに。左側からなら、右側の相手コートにに打ちます。
サービスボックスのラインは踏まないように注意してください。
相手は、そのボールが床にワンバウンド、もしくはノーバンドで打ち返します。
最初のレシーブからは、自分が打ったボールが、横や後ろの壁に当ててから、前の壁に当たっても大丈夫ですし、前に当ててから横や後ろに当たっても大丈夫です。
ただし、打ったボールが以下の条件の場合は、アウトとなります。
- ●ボールが、床にツーバンド以上してしまった場合
- ●前の壁に届かない場合
- ●四方の壁の赤いラインの上だった場合
- ●正面の影のライン下だった場合
スカッシュの試合を動画で見てみよう!
試合の進め方
- サーブ
- はじめに、試合開始前にラケットをスピンしてサーブ権を決めます。 サーブは、左右どちらから始めてもOK。サービスボックス内からフロントウォールのアウトラインとサービスラインの間に当て、ノーバウンドで相手側の斜線部分(コート1/4エリア)にボールを当てることが条件となっており、当たらなかった場合もフォルトとなり相手に得点が加算される。※オンラインは全てアウト サーブを打つ際に、サービスボックス内に片足を入れて打つ(両足を入れても良い)。
- フォルト
- サーブが相手の斜線部分に入らなかった場合やサービスラインより下に当たった場合、フォルトとなり相手にポイントが入り、相手のサーブ。 サービスボックス内に片足が正規に入っていない場合はフットフォルトとなり、サーブ権を失う。
- アウト
- ・ボールがティンに当たった場合 ・ボールがアウトラインより上に当たった場合 ・オンラインの場合
- ポイント
- サーバーはポイントごとにサービスボックスを移動する。 サーブ権が移った場合は、どちらのサービスボックスからサービスしても良い。
- レットとストローク
- スカッシュの試合では常に相手にボールやラケットがあたる危険性があります。 ラリー中に相手にボールまたはラケットがあたる危険な状況だと判断して打つのを止めた時、ストローク(スイング)出来ない場合や、危険を伴う場合は、打つのをやめてレフリーに「レットプリーズ」とアピールする。レフリーは以下の3つを判定する。 ①レット(判定:申告を認める/処置:やり直しで試合を再開) ②ノーレット(判定:申告を却下/処置:そのまま試合を継続) ③ストローク(判定:申告を認めポイントを与える/処置:申告側に加点し試合を継続)
- レフリーとマーカー
- スカッシュの審判は「レフリー」と「マーカー」の2人の審判がいます。 レフリーは試合中、コートの外側でアウトの判定や、ラリーでの妨害行為に対してプレーヤーからのアピール判定をします。 マーカーはレフリーの隣でレフリーが下した判定をコート内のプレーヤーに伝え(点数を読み上げる) たり、スコアをつけたり、時間の管理を行います。マーカーは必ずスコアを記入してからコート内のプレーヤーに点数を伝えます。
得点の数え方
スカッシュの得点の数え方は、『ラリーポイント方式』があります。ラリーポイント方式 |
1ゲーム11点先取
3ゲームもしくは、5ゲームマッチです。ラリーポイント方式では、サーブ権が関係なくラリーに勝てばポイントが取れる方式。
※ただし10オール(10対10)になると以降2点差がつくまで終わらないタイブレイクとなります。
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